フルガダのお金事情:ツアー・タクシー・チップの支払いガイド
フルガダでのツアーやタクシー、チップの支払いで迷ったら、まずはこれだけ覚えておきましょう。基本は「エジプトポンド」で支払うこと、ホテルや高額な予約にはクレジットカードを用意すること、そしてユーロやドルはあくまで予備として考えることです。エジプトの法定通貨はエジプトポンドのみです。ホテルやダイビングセンター、ツアーデスクでは外国人観光客向けにユーロやドルで料金を表示していることもありますが、実際に支払う際は現地通貨のエジプトポンドを使うのが一般的です。
このガイドでは、現地到着後のエジプトポンドの入手方法、カードが使える場所と使えない場所、タクシーやツアーオペレーターとのやり取り、チップの考え方、そして日本から準備していくべきものについて詳しく解説します。
エジプトポンド、ユーロ、ドルの使い分け
フルガダを含むエジプト全土で、公式通貨はエジプトポンドです。紙幣にはいくつかの種類があり、硬貨は日常的にあまり使われません。ショップや薬局、地元のレストラン、屋台などでの支払いは、すべてエジプトポンドで行います。オンラインでツアーやホテルがユーロやドルで料金を提示していても、現地での実際の決済は現地通貨で行われることがほとんどです。

外国人向けの大型ホテルやダイビングセンター、ツアーデスクでは、エクスカーションやダイビング講習などの高額な支払いに限り、ユーロやドルを受け付けてくれる場合があります。到着直後でまだ両替をしていない時には便利ですが、銀行ではなくその店舗が独自のレートを設定するため、エジプトポンドで支払うよりも割高になる傾向があります。また、お釣りは基本的にエジプトポンドで返ってきます。
ホテルや旅行代理店を一歩出れば、エジプトポンドが不可欠です。タクシーの運転手や市場の店主、小さな商店やレストランでは現地通貨が基本であり、外貨を持っておらずお釣りが出せないことも珍しくありません。フルガダでの日常的な支払いをスムーズにするためにも、小額のエジプトポンドを多めに用意しておくことをおすすめします。
フルガダのATM:場所と利用時の注意点
フルガダではATMを簡単に見つけることができます。空港の到着ロビー、シェラトンロードなどの主要なホテル街、マリーナ周辺、ダハール地区、そして大型ホテルのロビー内などに設置されています。ほとんどのATMはエジプトポンドのみの取り扱いですが、操作画面は英語に切り替えられることが多いため、初めてでも迷わず利用できるでしょう。
ATMによって手数料が異なるため、なるべく大手のエジプト国内銀行や国際銀行のATMを利用しましょう。ショッピングモール内にある独立型のATMは、銀行が定める手数料に加えて上乗せ料金が発生することがあります。また、お使いのカード会社による海外事務手数料もかかる可能性があるため、出発前に確認しておくと安心です。
1回あたりの引き出し限度額が低く設定されていることが多いため、多額の現金が必要な場合は複数回に分けて引き出す必要があります。夕方以降は高額紙幣が切れて小額紙幣ばかり出てくることがありますが、これはタクシーやチップの支払いに使えるため、むしろ好都合です。また、海外での突然の引き出しはカード会社に不正利用と疑われ、利用停止になる可能性があるため、旅行日程を事前にカード会社へ伝えておきましょう。
ツアー・エクスカーションの支払い
オンラインで予約したツアーは、通常、予約プラットフォームが指定する通貨でカード決済が完了しているため、現地で支払う必要はありません。ただし、現地で追加料金やオプション代が発生する場合は、オンライン上の案内がユーロやドルであっても、フルガダのツアーオペレーターやドライバーはエジプトポンドでの支払いを求めるのが一般的です。

ボートトリップや砂漠サファリ、市内観光に出かける際は、飲み物代やシュノーケリング器材のレンタル、写真購入、お土産代などのちょっとした出費に備えて、エジプトポンドの現金を持っておきましょう。ボート上や砂漠ではカード決済ができないことがほとんどです。
例えば、Hurghada Private Guided City Tour with Shoppingのようなプライベートツアーも、予約自体はオンラインで完結しますが、ガイドと共に市場やショップを巡る際には、気に入ったものを見つけたときのために現金を用意しておくのが賢明です。
ホテル送迎付きのグループツアーに参加する場合、あらかじめ「買い物用の現金」と「ガイド・ドライバー・乗組員へのチップ」を分けて用意しておくと、当日の支払いが非常にスムーズになります。チップについては後ほど詳しく解説します。
タクシー利用:現金が必須
フルガダの流しのタクシーにはメーターがないことが多く、乗車前にドライバーと料金交渉をする必要があります。事前にホテルスタッフなどに相場を聞いておくと、交渉がスムーズに進みます。
ドライバーはお釣り用の小銭をあまり持っていないことが多いため、小額紙幣を常備しておくと、支払いで揉めることなく短距離の移動も快適です。これはホテル周辺の移動によく使われるトゥクトゥクにも同じことが言えます。
交渉が面倒な場合は、あらかじめプライベート送迎を予約しておくのが一番です。料金は予約時に確定・決済されるため、現地でのやり取りが不要になります。例えば、Hurghada Airport Private Transferなら、フライト情報に基づいてドライバーが直接迎えに来てくれるため、旅行の最初と最後を快適に過ごすことができ、多くの旅行者に選ばれています。
チップ(バクシーシ)の習慣
エジプトには「バクシーシ」と呼ばれるチップの文化が根付いています。ツアーガイドやドライバー、ボートのクルー、ホテルのポーターや清掃スタッフなど、サービスを受けた際には少額のチップを渡すのが一般的です。これは特別な時だけの習慣ではなく、現地の経済を支える日常的な慣習です。
チップは基本的に現金で渡します。スタッフが外貨を両替する手間を省くためにも、エジプトポンドで渡すのがマナーです。チップが必要な瞬間に慌てないよう、小額紙幣を別にして持っておくことを強くおすすめします。
ガイドやドライバー、ボートクルーが同行するツアーでは、まとめて渡すのではなく、それぞれに個別に渡すのが一般的です。チップの相場に迷った場合は、ツアー出発前にホテルの受付やツアーオペレーターの現地担当者に聞いてみると良いでしょう。
観光地のレストランでは、請求書にサービス料があらかじめ含まれていることもありますが、それがスタッフに直接還元されるとは限らないため、追加でいくらかチップを残す旅行者も多いです。二重にチップを払わないよう、まずは請求書を確認しましょう。
カードの利用:ホテルやレストラン
VisaやMastercardは、フルガダの国際的なホテル、リゾート内のレストラン、ダイビングセンター、マリーナ周辺や主要ホテル街にある大きなお店であれば広く使えます。最近では非接触決済も増えており、支払いが非常にスムーズです。
一方で、家族経営の小さなレストランや地元の商店、市場、タクシーなどは現金のみの場合がほとんどです。ホテルや観光客向けの施設以外では、カードが使えないと考えて現金を用意しておくのが無難です。
カード決済時に「エジプトポンドで支払うか、日本円(自国通貨)で支払うか」を尋ねられることがありますが、これは「動的通貨変換(DCC)」と呼ばれるシステムです。自国通貨を選択するとお店側が設定した不利なレートが適用されることが多いため、基本的には「エジプトポンド」での決済を選択し、カード会社側のレートで換算してもらう方がお得です。
American ExpressはVisaやMastercardに比べて使える場所が限られるため、メインのカードにはVisaかMastercardを選び、万が一の紛失やトラブルに備えて別のカードをもう一枚用意しておくことをお勧めします。
出発前に準備しておくべきこと
フルガダ到着後すぐに空港のATMで現金を引き出せるため、必ずしも日本でエジプトポンドを用意しておく必要はありません。ただし、到着直後にATMの列に並びたくない場合や、空港からのタクシー代をすぐに払いたい場合は、少しだけ現地通貨を持っていくと安心です。
日本の両替所ではエジプトポンドの在庫がないことが多く、あってもレートが非常に悪い場合がほとんどです。日本で両替を検討している場合は、現地のATMレートと比較してから決めると良いでしょう。
大金を両替して持ち込むよりも、到着初日の移動や食事代程度を準備しておき、残りは現地でATMを利用して引き出すのが、最も合理的で経済的です。
現地での両替
フルガダに到着後、ユーロやドル、日本円をエジプトポンドに両替するには、市内の両替所、銀行、ホテルのフロント、空港の両替カウンターを利用します。主要通貨はどこでも両替可能ですが、手数料やレートは場所によって異なります。
空港の両替カウンターは便利ですが、レートはあまり良くありません。街に落ち着いてから、銀行や市内の正規両替所で両替する方がお得です。
フルガダから遠く離れた場所への日帰り旅行に出かける際は、立ち寄り先でカードが使えない可能性があるため、十分な額のエジプトポンドを現金で持っておきましょう。特にHurghada to Luxor Private Transfer – Comfortable One Wayのような移動では、途中の食事や買い物でATMが見つからないことが多いため注意が必要です。
余ったエジプトポンドを帰国時に他の通貨へ戻すのは難しい場合があるため、両替時のレシートは大切に保管しておきましょう。
市場、バザールでの買い物と値切り交渉
ダハール地区などの市場では、スパイスから衣類、お土産まで、値切り交渉が当たり前の文化です。エジプトポンドで交渉する方が、ユーロやドルでやり取りするよりもシンプルでスムーズです。
値切り交渉の際は、小額紙幣を多めに持っていると便利です。高額紙幣で支払おうとすると、店側がお釣りを渋ったり、端数を切り上げられたりすることがあります。小額紙幣があれば、こちらの希望する金額で支払いやすくなります。
このスタイルに慣れていない場合は、Hurghada Private Guided City Tour with Shoppingのようなガイド付きツアーに参加して、現地流の価格交渉術を学ぶのも一つの手です。ガイドが間に入ってサポートしてくれるので安心です。
避けるべきお金のトラブル
カードだけで過ごそうとするのは、よくある失敗の一つです。タクシーや市場、小さなカフェではカードが使えないことが多いため、常にいくらかの現金を持ち歩くようにしましょう。
タクシーに乗る前に料金の確認をしないと、目的地でトラブルになることがあります。乗車前に必ず目的地までの金額を合意するか、あらかじめプライベート送迎を予約しておくことで、こうした不安は解消されます。
空港で全額を両替してしまうのも避けましょう。レートが悪いことが多いため、初日分だけを両替し、残りは街中で様子を見てから両替するのが賢い方法です。
最後に、出発前にカード会社へ旅行日程を伝えておくことを忘れないでください。これを怠ると、現地でのATM利用時に不正利用と判断され、カードがブロックされてしまう可能性があります。
フルガダ旅行のお金パッキングリスト
念のため、異なるカード会社から発行されたカードを2枚持参しましょう。万が一の紛失やATMでのトラブルに備えられます。また、出発前に銀行へ海外旅行の旨を伝えておくと安心です。ホテルの支払い、レストラン、ツアー予約など、多くの場面でカードが活躍します。
現地到着後はATMでエジプトポンドを引き出しましょう。一度に大金を引き出すよりも、こまめに必要な分だけ引き出す方が管理しやすく、持ち歩くリスクも減らせます。
チップやタクシー、ちょっとした買い物用に、メインの財布とは別に小額紙幣を分けて持っておくと便利です。市場で大きな財布を開く必要がなく、ガイドやクルーへのチップもスマートに渡せます。
日本で大量にユーロやドルを用意する必要はありません。到着時の小銭、支払い用のカード、そして現地で引き出すエジプトポンドがあれば、フルガダでのツアー、タクシー、チップの支払いはすべてカバーできます。